ギルドワークスさんとコワーキングスペースの向きなおりをやってみたお話

この記事は「ギルドワークスAdvent Calendar 2017」の21日目の参加記事です(遅刻ごめんなさい!)。いつもお世話になっている株式会社ギルドワークスさんのメンバーさんやパートナーさんの素敵な記事がたくさん揃ってますので、ぜひご覧ください。

さて、去る12月11日、ギルドワークスの中村さんとアジャイルコーチのAkiさんをお迎えして私たちが運営するコワーキングスペース「JUSO Coworking」の「向きなおり」をファシリテートしていただきました。日ごろいっしょにお仕事をしているギルドワークスさん、自分たちがクライアント的な立場になってみたらどうだろう? 今後の協業にも活かすべく、やってみました。

「向きなおり」とは?

あらゆる事業には達成したい理想があるものですが、日々の事業運用の中でその理想の方向性が徐々に変わっていくということはよくあるものです。意図した方向転換(ピボット)であれば前向きに捉えられますが、そうでないケースも多いもの。そこで事業の過去・現在を検証してあらたな方向性を定める作業が「向きなおり」である…と捉えています(間違いがあればご指摘ください…)。

JUSO Coworkingとは?

2010年12月に日本で3つめのコワーキングスペースとして私たち夫婦が立ち上げた、大阪・十三(じゅうそう)のコワーキングスペースです。現在マンスリー会員さんが15人程度、月のべ300人ほどの方に利用していただいています。

今回の参加者

JUSO Coworkingはオーナーである私たち夫婦だけでなく、さまざまな歴代のメンバーさんに物心両面で支えられてここまでやってきたスペースです。コワーキングスペースの未来の話をするのに、メンバーさんのご意見もぜひ加えたいなということで加わっていただきました。

  • ファシリテーター:中村さん・Akiさん
  • オーナー:深沢夫婦
  • メンバー:6人のマンスリーメンバーさん

といった座組で取り組みました。

まずは指標とするテーマを定める

まずはJUSO Coworkingの「良し悪し」の物差しとするためのテーマを定めることになりました。

中村さんが提案してくれたテーマは3つ。

  1. メンバーさんの満足
  2. 財務
  3. オーナーである私たちの満足

さらにこちらから4つ目のテーマとして「地域への貢献」を挙げさせていただきました。JUSO Coworkingは2012年から「地域の中にあっても必要とされる場所であるべき」というテーマを掲げています。

オレンジ色の付箋に一枚ずつ、テーマを書き込んでいく中村さん。付箋を4つ机に縦に貼り、さらに「自己評価」「課題」「あるべき姿」と書いた付箋を横に貼り、向きなおりのスタートです。

いきなり採点、から理想との距離を測る

最初のテーマ「メンバーさんの満足度」というテーマでそれぞれの参加者がわたされた付箋に5段階評価で満足度を表す数字を書き入れ、一斉に開示、その後その採点の理由をそれぞれの参加者から聞いていきます。それぞれのテーマに対して、参加者の理想が「5」であるとしたときに、どれほどの距離があるかを測るのが目的ということです。

これは正直、マンスリーメンバーの方は気を使ってしまうテーマだなあと思いちょっと心配したのですが、様々な視点からいろんな意見をいただいたり、逆に私たちの考えをお話することができました。

中村さん司会のもと、それぞれのテーマについて「採点」→「理由を話す」ということを繰り返す中で、ファシリテーターのAkiさんが次々と発言を付箋に書いて置き、マッピングしていきます。

結果

結果、いろいろワイワイとお話していく中で、このような机になりました。表のように、横軸に評価するテーマ・縦軸に採点と課題・そして理想の姿がマッピングされています。もちろんネガティブなもの・ポジティブなもの、いろいろあるのですが、評価点が運営者と利用者さんで開きが出たり、私たち夫婦の間でも、同じテーマでも注目しているポイントが異なっているゆえに点数に開きが出たり…驚きと発見に満ちた2時間弱でした。

所せましと並んだ付箋。2時間弱いろいろ話しました

やってみてわかったこと

今回は限られた時間の中で「こんな方向に向き直ろう」というところまで話をもっていくことはできませんでした。まずは現状を知り、みんなが想う理想を聞く、というところまで到達できたという感じです。

こうした振り返り・向きなおりの場ではさきほども書いたように「運営者と利用者」の気の使いあいによるバイアスが生じる部分は認めざるを得ない部分はありました。企業であれば「上司と部下のバイアス」がありますが、また別の独特のバイアスがあるのだろうと思います。

しかしながら、やはり利用者のみなさんをお呼びして、できるかぎり忌憚ない意見をどんどんしてもらえたこと・自分たちが思っているよりも「もっと協力したい」と思ってくれていること・そしてなにかと心配をかけていただいていることが分かったのは本当に嬉しかったことです。

メリット・デメリット両面あることなのですが、やはり最初の会に利用者のみなさんを呼んで向きなおり会ができたのは本当によかったと思っています。

中村さんとAkiさんのアドバイス

会のあと、ファシリテーターのお二人からアドバイスをいただけました。

目の前のタスクや解決できる事からスケジュールを埋めてしまうと、どうしても中長期的な視点が後回しになったり緊急度が高く重要度が低いタスクだけが処理されていってしまうので、”考える時間” (今日のような場の設定やふりかえりの時間)を先にスケジューリングすると多少意識が変わりますよ(Akiさん)

ああいう話は”意図的”にしないとすぐに日常の忙しさに流されていきます。 なのでオススメの1つの方法はリズムを決めてしまうことです。 例えば「毎週金曜日の17〜18時は絶対にお二人でこの話題を話す」として予定をブロックすることです(中村さん)

実際だれしも時間がないし、目の前のワークの優先度が高くなるのは当然のこと。だからこそしっかりスケジューリングして「大きな話」を定期的にできる組織やコミュニティは強いはず。

今後はわれわれ運営者でやるワークと利用者とともにわいわいやるワーク、使い分けが必要かとは思いますが、継続的にこうした機会を設けていきたいと思っていますし、そこでギルドワークスさんのご支援をいただくこともあると思います。

なりたいコワーキングスペースに向けて、亀の歩みですが頑張っていこうと思います。中村さんとAkiさん、そして貴重な時間を割いてくれたメンバーの皆さまに、本当にありがとうございました。

深沢 幸治郎

このブログ主の夫のほう。大阪を中心に活動するウェブデザイナー。水交デザインオフィス代表。JUSO Coworking運営。趣味でハウス・ディスコDJ / デレマスP。共著書『世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書』発売中です。

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