去る6月18日、まにまにカレッジさんの第一回セミナー「HTML5+CSS3 制作現場の実践アプローチ大公開!」に行ってきました。
大きな会場にも関わらず席はいっぱい、盛りだくさんのセッション内容でした。
それぞれのセッションの概要はセミナーのページがありますのでそこに譲るとして全体的にAPI周り、HTML5周辺の新仕様のお話が多かった印象です。もうちょっとHTML5のセマンティック(普遍的に読まれやすい)なコーディングについてのお話があればさらによかったかな、とも思いますが、名前を聞いたことがあるだけでどういうものか分かっていないキーワードについての入り口をたくさん見せてもらうことができ、大変満足しています。
僕にひっかかった話題は下のとおり。
- W3Cとブラウザベンダーの力関係
- CSS3による描画とアニメーション
- Graceful DegradationとPolyfillによるRegressive Enhancement、そしてCSS3 PIE
- RDFaとMicrodata、OGP。メタ情報としてのHTMLへ(これはちょっと触れられただけでしたが)
これは難しい、ぶっちゃけ分からんぜ、でも勉強したいというキーワードは下の3点。
- WebSocket
- WebStrage
- Application Cache
ね、だーっと並べると横文字ばかりでなんじゃこらですよね。
なるたけウェブの話をするときは横文字に頼らずに話したいものですが、技術名となるとそうは参りません。
さて、HTML5+CSS3の進歩性って主に二つの方向性から語られることになると思うんですね。
それは
- A.「世界中のHTMLが外部のアプリケーションからより読み取られやすくなる」セマンティックウェブ化の点。
- B.ウェブサイトが単なる文章の構造体から「よりよいAPIを備え、CSS3・Javascriptと相まってさらに高次のユーザー体験を作り出す」ウェブアプリケーション化するという点。
ということなのかな、と。
「まずはAを押さえそこを足場に、必要性の生まれたものからBにどんどん挑戦していく」というのがいまだ技術に疎い僕のとるべきスタンスなのかな、と思います。
もうちょっというとスマートフォンサイトとPCサイトを同一のソースから作り出し、それぞれに適したよい体験を提供するというようなお話ももちろんありますが、これはまた枝葉の話になると思います。というかこれも可及的速やかに勉強せねばならない課題ですが…。
というわけで今回のお話の中でまずなにより僕が知るべきは
「将来的にHTML5でなにができるの?」という広く浅い概要と、
「いまIE6や7、もちろん8にも対応しながら(つまりクライアントさんに出せる形で)HTML5とCSS3はどこまで実践できるの?」
ということでした。
これを両方満たしてくれた点で、今回のセミナーに出た意義はとても大きかったのだと思います。
時間的に可能な限り、となりますが、今回のセミナーについては印象的だったセッションを取り上げて感想をもうちょっと詳しく書いていきたいなと思います。
触れないセッションもありますが、メモが上手でなくて書けるだけの材料がないということに過ぎませんのでそこらへんはお気になさらずにお願いします。
では今日はこのへんで。
このブログ主の夫のほう。大阪を中心に活動するウェブデザイナー。水交デザインオフィス代表。JUSO Coworking運営。趣味でハウス・ディスコDJ / デレマスP。共著書『世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書』発売中です。