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第1章:情報アーキテクチャが取り組む課題――『情報アーキテクチャ』学習メモ

せっかく定期的にブログを書くことにしたのだから、年始に購入してから積ん読状態が続いている『情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計』の学習メモを取っていこうと思ってまして、その第一回目です。なんとか最後まで走りきりたいものですね。

今回は第1章「情報アーキテクチャが取り組む課題」について、自分なりにポイントだと思ったところを手描きでまとめました。

「第1章:情報アーキテクチャが取り組む課題」のサマリーを図に描いてみた。クリックすると大きく表示できます。

最初の章では、私たちを取り巻く情報環境の劇的な変化とそれに対応していかねばならない情報デザインの課題がまとまっています。

ここいらへんはUX(ユーザー体験)デザインの入口にもなるのでしょうが、私たちが日ごろ制作しているウェブサイトやアプリというのは、おおよそクライアントの顧客や関係者が得るサービス体験の一部になるものです。ウェブサイトとあなどるなかれ、デジタル体験は閲覧者にとって情報で構成された「場所」としてリアルに認識される、ということは自分が情報を閲覧する側に立って考えてみれば、とても納得できる感覚です。

主としてリアルなサービスがありそれに従うカタチでウェブサイトがある、というよりも、サービスの存在が認知された瞬間からそのサービスの経験ははじまっているのであり、ウェブサイトを閲覧する体験もリアルなサービス体験の重要な一部である、ということはよくよく認識しておいたほうがよさそうです。

そんなリアルな「場所」としてのデジタル情報環境をデザインする中で、多くのタッチポイント(もちろんリアルな対面の場や店舗も含みます)を通じて一貫した体験をしてもらうことはとても難しくなっていく一方です。こうした課題に対処するために、今まさに情報アーキテクチャ(情報設計)の重要性が高まっている、ということですね。

具体的に情報設計を進めるにあたって、やはり重要視されるのは「抽象的思考⇔具象的取り組み」の行き来だということでした。ここしばらく、この「抽象⇔具象」の行き来が大事というお話はさまざまな分野・さまざまなレイヤーで見聞きすることです。

オチもなにもないのですが、図示(グラフィックレコーディング、に入るのかな?)の練習も兼ねて、淡々と続けていきたいと思います。

こちらのシリーズの次の記事はこちら

第2章:情報アーキテクチャの定義(1)――『情報アーキテクチャ』学習メモ

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