PodcastはiTunesやiOSの専用アプリ・Google Playなどで聴けるオーディオ番組であり、ひとつの番組に対して複数のエピソード(回)やシーズンを設定して番組が手軽に音声配信できるというものです。先週、これまでMixcloudに上げていたいくつかのDJミックスをPodcastで配信することができたので簡単に経過を記します。
参考にしたページ
詳しい手順はこちらのページを参考にしました。偶然にもWordPress関係で縁のある西川伸一さんの記事でした。彼は男木島からWordPress関連情報をはじめさまざまなテーマの番組を配信しています。ぜひ併せてチェックしてみてください。
音声ファイルはどこに置くのか
まず、Podcastの仕組みから。私は今まで番組の音声ファイルはAppleのサーバに置かれるものであるとばかり思っていたのですが、これはまったく違いました。番組のオーナーは自分が用意したサーバ(ウェブサイト)に音声ファイルを置き、HTML(のメタタグ)に番組の内容と構造を記述、RSSを通じてAppleに申請をおこなう必要があるということでした。
iTunesなどのサービスはファイル置き場ではなく、世界中から流れてくるPodcastのRSSフィードを受け取って情報をまとめ、番組を視聴しやすいように整理してプラットフォーム上で配信をおこなうという、いわばポータルのような役割をもっているということになります。
ですので、まず私はファイルの置き場となるサイトを検討する必要がありましたが、これはもうこのブログでいいじゃん、ということですぐに考えがまとまりました。ブログの記事にPodcastの情報を流すとちょっとややこしくなりますが、カスタム投稿タイプなりカテゴリーなりで切り分ければいいだろうということで。
プラグインでカンタン設定
でもこういうのは手作業でやるよりプラグインでさっと実現したほうが速いようです。参考記事にあったプラグイン「Seriously Simple Podcasting」が本当に便利でした。このプラグインは
- Podcastに供されるページ専用のカスタム投稿タイプを自動作成
- だから通常のブログと同じように記事を書くだけで新しい回が作れる
- 複数の番組をひとつのWordPress内で持てるよう、シリーズというタクソノミーを自動作成
- メタタグに出力しておくべきPodcastに関する情報を設定画面から簡単に入力できる。設定はシリーズごとに切り分け可能
- ファイルサイズや番組の時間などもファイル指定時に自動計算してくれる
- あとからAppleに申請するためのRSSフィードURLもすぐに発行してくれる
という便利なものです。いろいろ調べながらでしたので少し時間がかかりましたが30分もあれば大体の項目を埋めることができました。
あとはひとつPodcast用の記事をつくり、そこに音声ファイルと必要な情報を入力して公開しておけば、こちら側の準備は完了です。
Appleに申請
Seriously Simple Podcastingの設定画面(Settings)の[Publishing]タブから
- Complete feed(シリーズを作っていないか、全シリーズをまたいでひとつの番組として配信したい場合)
- Feed for a specific series(特定のシリーズを指定したい場合)
のどちらかのFeed URLをコピーしておきます。
つづいて、Podcasts Connectにアクセス、[URL]欄に先ほどコピーしたFeed URLをコピーして[Validate]ボタンを押します。すると、Apple側で指定したURLが正しいか、そこに書き込まれた設定項目が正しいものかを検証し、問題があれば報告を出してくれます。
バリデートが通ったら[Validate]の横にある[Submit]ボタンを押してAppleに審査申請をします。私の場合は3日ほどでAppleから無事審査通過のメールがあり、iTunes上で私のPodcastが購読・視聴できる状態になっていました。
以上がPodcastで番組を公開するまでの手順でした。番組の録音やファイルの作成などは冒頭ご紹介した記事が詳しいです。
どこから聴けるの?
番組のカスタム投稿タイプはこのブログのメニュー[Podcast]からご覧いただけます。
Podcast アーカイブ – Suikolog
またiTunesで購読する場合はこちらからどうぞ。
DJ witch_doktor「witchdoktor’s DJ Podcasting」
このブログ主の夫のほう。大阪を中心に活動するウェブデザイナー。水交デザインオフィス代表。JUSO Coworking運営。趣味でハウス・ディスコDJ / デレマスP。共著書『世界一わかりやすいWordPress 導入とサイト制作の教科書』発売中です。