Suikolog

2018年、楽しんだゲームとアニメを振り返ってみた

さて、そろそろ2018年も暮れてしまいますが、みなさんにとってはどんな年だったでしょうか。日が変わって大晦日、ブログで今年のことをかるーく振り返ってみようと思います。

今年はコンテンツをたくさん浴びた一年でした

フリーランスとして独立したのが2009年12月。そこから私はゲームや映画、マンガといったコンテンツをできるだけ避けて生きていました。ゲームやマンガというものは、なんだかんだで何十時間といった時間を食っていくものでして、なんだか贅沢な気がして頭をつっこむことができないでいたのですが(とはいえアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージは自分の音楽趣味と相まって、そこそこやってましたけど)、今年はかなりの時間をそういったものに費やしました。

特にゲームとアニメ。ということで時間を費やしたタイトルを駆け足でご紹介しつつ今年の締めの記事とさせていただきます。

Switch がやってきた

Nintendo Switch が昨年12月にやってきて、一気にゲーム熱が再燃しました。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

Switch を買った最初の目当ては Splatoon 2 だったわけですが、私がハマったのはこちらのタイトルでした。

もうね、あの世界にいるだけで楽しい。YouTubeで見るようなエクストリームな遊び方はしてないですが、のんびり寄り道しながらプレイしているだけで、半年間遊べました。メインシナリオをクリアするまでは3ヶ月ほどでしたけれど、そこから気になるミッションや祠の試練をちまちまつぶしたり、エクスパンションパックを買って遊んでみたりしていると、さらにあと3ヶ月はゆるりと楽しめます。

オープンワールドのゲームはたくさんありますが、僕はこれが初めてでした。他のタイトルも面白いという話はいろいろ聞くので、遊びだしてしまうと沼が深そうでちょっと恐ろしいなと思っています。

マインクラフト

おなじみ、子どもにも大人にも大人気のタイトルです。こちらも2ヶ月ほどガッツリ遊びました。あれをやっていると、人間というものはひたすら自然からなんらかのマテリアルを得るために働き、またそれを活用して働き、なんとか生きていかねばならない。自給自足の生活においては働くことをやめれば死ぬしかないということを考え出し、そのうち「宇宙とは…」みたいな気持ちになっていく不思議な作品でした。

ただ、ある程度遊んでからあの世界における生きがいを見つけにくくなって2ヶ月ほどで中断してしまっています。ある程度、ゼルダのように目に見えるミッションを世界から与えられる方が私の性に合っているのかもしれません。まあ、また遊びだすかもしれませんね。

アニメいっぱい観た

昨年秋から自宅の建て替えがあり、長らく仮住まいとしてインターネットのインフラが通っていないアパートに暮らしていました。狭いながらも楽しい日々でしたが、インターネットはモバイルルーター頼みだったため映像コンテンツをたくさん見ることはできませんでした。

今年の10月に工事が完了し、ようやく新しい住まいに引っ越してやりたかったことがたくさん映画を見たいということだったのですが、なぜか方向が逸れてアニメをたくさん見ることになりました。

DEVILMAN crybaby

Netflix オリジナルタイトル。原作はすでに読んでいましたが、そのテーマの根本をぶちこわすことなく現代的な解釈で名作をリメイクしており、とても興味深く観ました。電気グルーブ・石野卓球の主題歌・挿入歌も印象的で、4つ打ち系の音楽が好きな人なら、そちらの仕事も思い切り楽しむことができると思います。

全10回、2日でサクッと見ることができます。序盤若干エログロ要素高め(R18です)なのと、ご存知の方はご存知の通りまったくハッピーエンドではありませんので、そういうのが苦手な方でなければ、ぜひご覧いただきたいです。

魔法少女まどか☆マギカ

今さら感がありますが、なんといっても脚本家・虚淵玄がもっとも高い評価を得たタイトルであり、間違いなく2010年代アニメの代表作のひとつであるコレは一度観ておかねば…と思い視聴を始めました。はい、3日で全部観てしまいました。面白かったです。

虚淵さんの脚本は、息子と見ていた「仮面ライダー鎧武」やらネットでの評論から、ダーク・深淵・話がドーンとでかくなる感じなのかなあと思ってまして、まあそれはそのとおりだったのですけど、設定が複雑な割にすっと頭に入る分かりやすさが見事でした。いや、些末なことまで理解しようとするととても難しいのですけれど、主な登場人物の動機や行動が最後まで見て振り返ってみればど直球にわかりやすく、その動機が作品全体に一本通っているからなんだろうなと思います。

ともすればコアなアニメファン向けのタイトルとも思われがちですが、よく練られたエンターテインメントだと思います。評価の高さもむべなるかな、よかった。

ジョジョの奇妙な冒険

第一部〜第三部まで視聴。2012年から断続的に、ずっとつづいてきたテレビシリーズで、トータルすると50回分はあるわけで相当量見たことになります。

私が二年生だったとき、少年ジャンプを毎週読ませてもらえるようになった頃、ちょうどジョジョは第二部の中盤のころでした。当時はアクの強い演出と絵が苦手であまり読めなかった(第三部からはがっつり読んでます)もので、実は第一部〜第二部は初見に近い状態での視聴でした。

まず全体的にアニメ化のクオリティは極めて高いです。TVアニメってどうしても厳しいスケジュールの中でほころびが見えるところって見つかるのが普通だと思うのですけれど、そういうものがなかなか見当たらない。

話もほとんど忠実にマンガをなぞっているのに、アニメの20分の尺に見事にハマッている。ここらへんは脚本とシリーズ編成をされている小林靖子さん(「烈車戦隊トッキュウジャー」など特撮ものでも有名な脚本家さんです)の力量によるところが大きいのでしょう。

あのマンガ独特のノリをまったく薄ら寒くせずにアニメというプラットフォームに移植しているあたりもすごくて、第三部はまさに子どもの頃に読んだあの話を忠実に思い返しながら、夢中になって観ることができました。

第四部「ダイヤモンドは砕けない」がまだありますし、第五部「黄金の風」は現在放映中でNetflixでも配信中です。今後も楽しみです。

ゾンビランドサガ

今いちばん好きな作品です。そもそもアイドルものもゾンビも大好きなジャンルではありますが、そこに佐賀PRというローカル要素を持ち込んでいながら、笑いもストーリーも絶妙のバランスで最終回まで持っていってます。

ゾンビというジャンルそのものが、ブラックユーモアとホラーと人間ドラマを同時に表現できるチートに近い大変優れたプラットフォームであることはゾンビ大好きな私にとっては当然のことなのですが、死人のアイドルというちょっと普通Goが出そうにない設定をもってきたことで、ひとつひとつはベタな話であっても、トータルとしては奇妙な味が残る作品になっています。

ちょっと好きすぎて自分でOPの映像をキャプチャしてIllustratorでトレースして自分用に壁紙まで作ってしまいました。

しかし思えばああいった「かわいい怪物」を愛でる文化って、私が思いつくところだとティム・バートンがすでにやってたり、そんなに新しいものでもないのですよねー。

ゆるキャン△

もうここまで来たら今年話題になった作品は片っ端から観るぞという気持ちになって見ました。これもいいです。とにかく平和です。

女の子たちがキャッキャいいながら、あるときは独りで、あるときはグループでキャンプをする。独りのキャンプであってもチャットなど飛ばし合いながら結局キャッキャやっている。

それだけっちゃあそれだけなんですけど、ところどころ挟まれるキャンプの豆知識と、そして登場するキャンプごはんの美味しそうなこと! 実は私の中ではグルメマンガの部類にカテゴライズされています。

しかしこれはたしかにキャンプに行ってみたくなる。アニメってもうドラマだけじゃなくて紀行+グルメものも扱えるようになって久しいとは聞いてましたが、それを初めて実感した作品でした。

あとこの作品から得た教訓は「ものを美味しそうに食べられるというのは人付き合いにおいて立派な才能である」ということです。

立山秋航さんの音楽がまた秀逸で、かけてるだけでも世界が平和になるような、大変BGM力の高いBGMです。買いましたサントラ。最高です。

SSSS. GRIDMAN

ゾンビランドサガと同じく今期の話題作。1993年の円谷プロの特撮作品「電光超人グリッドマン」を元としたオリジナルアニメ作品です。

最初は特撮のお約束的なシーケンスをアニメでやることに違和感を感じてしまい、なかなかついていけなかったのですけど、登場人物たち同士の不思議な立ち位置とそこから動きに動く関係性に引っ張られてこれもイッキ見してしまいました。

この作品はわりとミステリ要素の高い作品でありますので、あまり詳しくはいえませんけど、主人公を取り巻く世界が見えてきたときのカタルシスは結構なものがあります。

特撮に対して、そしてアニメーションに対しての愛にあふれた作品です。わりと注目している制作会社であるTRIGGERの仕事ということで、今回も期待通りのクオリティでした(そういえば『リトルウィッチアカデミア』は途中までしか見れてないことを思い出した)。

ということで

今年私が摂取したコンテンツについて駆け足でご紹介しました。

マンガであれば新年に『HUNTER✕HUNTER』を貸していただいてまとめ読みしたり、おなじく借りた『JIN -仁-』を読んだりもありますし、音楽であればほぼ月イチでクラブや音楽イベントに行くようになったりということもあります。今年はとくに自分の中でアニメの伸長が著しいのでそちら中心のお話となりました。

1月はとりあえずいろいろ大変そうな『けものフレンズ』の第二期が気にかかっております。

いろいろやるようになりましたが、考えてみると代わりにひとり飲みは減りました。健康的になったかというとそうでもなく、結局アニメのおともにお酒は飲んでるんですけど…!

ということで、大変どうでもよいお話で今年のブログを締めたいと思います。よいお年をお迎えください。

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